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課題解決エピソード

美観とコストと工期、相反するニーズに応える

モード学園スパイラルタワーズ建方工事

本件は外側の斜めの鉄骨(アウター鉄骨)が完成後もむき出しになるため、ジョイント部の溶接ビード以外の施工跡は許されないという条件付きの工事でした。

通常のエレクションピースを使った工法では仮設ピースをガス切断した切断跡が残ります。これを処理する為、高精度のグラインダー仕上げを行うと、コストと時間が膨大となってしまいます。

しかし、「コストと時間がかかる」という単純回答では客先のニーズを満足させていないと考え、コストと品質を両立させるために、エレクションバンドでの施工を考案しました。

「仕方ない」と言う前に、本当に方法が無いかを考える

エレクションバンド

通常は、工場で溶接された羽根型のエレクションピースを用いて仮添設し、本体溶接後エレクションピースはガス切断して撤去します。この切断工程で残る施工跡が、美観をそこなう原因でした。
提案したエレクションバンド工法ではバンドによる締め付けで仮固定する為、ガス切断による撤去が不要となり、施工跡を残さずにジョイントする事が可能となりました。

溶接部材のエレクションピースと違い、バンドでの締め付け固定には保持力、強度、せん断力等の問題がありましたが、計算と構造的工夫でこれを実用化しました。母材に施工跡を残さず、しかも転用できる仮設材である事から、高精度グラインダー仕上げに比べてコストも抑える事ができました。
これにより、美観・コスト・工期の客先要求に応えることが出来ました。