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鋼構造物の新しい防食工法「Smart ZIC」

産業と技術革新の基盤をつくろう

Smart ZICは、ロシアの戦闘機開発の際に考案されたコールドスプレー技術を応用した工法で、粉体状の亜鉛を専用のスプレーガンを使って超音速で金属表面に吹き付けることで亜鉛被膜を形成する工法です。吹き付けられる亜鉛粉体は融点以下であり、その点で従来の金属溶射とは異なります。形成された亜鉛被膜は非常に高い犠牲防食性能を有しており(万一、素地の鉄にキズがついても、周囲の亜鉛が先に溶け出して鉄を保護するため)、塗装の防食下地として機能します。特に腐食状態の厳しい箇所については、ブラストにも用いられるアルミナ粉体を混合させることで、素地調整と亜鉛被膜の形成とを同時に行えるため、ケレン作業(汚れやサビを落とす作業)を省力化することも可能となります。

コールドスプレー機器の概要
コールドスプレー機器の概要
Smart ZIC施工状況
Smart ZIC施工状況
<Before>Smart ZIC施工前のボルト
<Before>Smart ZIC施工前のボルト
<After>Smart ZIC施工後のボルト
<After>Smart ZIC施工後のボルト

現在、このSmart ZICを、鋼橋の防食上の弱点部である高力ボルト継手部や主桁桁端部などへの塗替え塗装の防食下地として適用することを考えています。金属溶射のように広い面積への施工は効率的ではありませんが、局所的な腐食部の補修への適用を念頭に、狭隘部への施工性を高めたノズルの開発や施工の半自動化なども行っています。