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ピン定着型落橋防止装置

NETIS登録No.KT-110088-A ピン定着型落橋防止装置について

写真1 ケーブル定着部の衝撃緩衝機能

どこでも取付け自由でコンパクトな
ピン定着型ケーブル方式の落橋防止装置

2軸回転機能で取り付け自由、衝撃吸収性能を持つコンパクトなケーブル定着構造

製品の特徴

図1 ケーブルの回転可能範囲

Point.1 どのような立体的な位置関係でも取付けが容易

ケーブル定着部に2軸回転機能を有することから、下部工と上部工との位置関係が複雑な場合でも定着部の回転可能範囲内であれば、本製品をこのまま取付けることが出来ます。

Point.2 信頼性の高いPCケーブルを使用

連結ケーブルには実績が多く、信頼性の高いPC鋼より線を用いています。PCケーブルは、どこのメーカーのものでも対応できます。

図2 ケーブルのたるみによるサグ

Point.3 優れた衝撃吸収性能

ケーブル定着部の主回転軸に環状の緩衝ゴムを挿入して地震時の衝撃力を緩和します。衝撃吸収性能は、従来の支圧ゴム方式とほぼ同等であることを実験で確認しています。

Point.4 常時の移動量はケーブルサグで吸収

常時の移動量はケーブルのたるみ(サグ)で吸収します。これにより、スプリングや偏向具などが不要となり、コンパクトで確実な連結が可能となりました。

Point.5 施工性が良い

取付け角度の制約がないので設置誤差を容易に吸収できます。ケーブルの長さについても、ケーブル定着ネジ部で調整が可能です。

定着ブラケットの構造

  1. ケーブルの定着ブラケットは、ケーブルがあらゆる方向に回転できるように、X軸とY軸との二つのピンで支持しています。X軸の主軸ピンは、ブラケットのピンプレートと回転枠とを連結し、Y軸のせん断キーは、回転枠とケーブルの定着ブロックとを連結しています。
  2. ケーブルは定着ブロックにねじ込んで定着しますが、このねじ込み長に余裕がありますから、長さ方向の調整を行うことが出来ます。
  3. 衝撃吸収のためにはX軸ピンの回転軸部に環状の緩衝ゴムを挿入しています。地震時の衝撃吸収性能については、衝撃試験で確認しています。
  4. 落橋防止装置のピンやブラケットの設計は、「道路橋示方書」の他に「既設橋の落橋防止構造(連結板形式)設計指針(暫定案)、平成11年1月、首都高速道路公団保全施設部」も参考にして十分な安全率を確保しています。

取付け例

定着ブラケットの取付け角度を気にすることなく、上部工と下部工を任意の位置で立体的に連結することが出来ます。

図4 I桁下フランジと下部工前面 図5 I桁腹板と下部工天端

図6 主桁腹板とパラペット前面

伸縮量とケーブルサグの関係

常時の伸縮量は、ケーブルをたるませて吸収します。ケーブルのサグと伸縮可能量との関係は、放物線の曲線長の公式から計算できます。

放物線の曲線長の公式では、伸縮量とサグの関係が直接求められませんが、ケーブル長Lの関数とすることで図7のように表すことが出来ます。よって、ケーブルが⊿lだけ伸びきった状態をケーブル長Lとすれば、図7の曲線の⊿l/Lからf/Lの値を読取ることでサグfが求められます。ケーブル定着部でのたわみ角についても同様に図8で求まります。このたわみ角についても、定着ブラケットの回転可能範囲内であることを確認する必要があります。
サグやたわみ角の関係から、伸縮量については⊿l/L<0.1つまり、ケーブル長Lの1/10以下を目安とします。

図7 伸縮量⊿lとサグfの関係 / 図8 伸縮量⊿lとたわみ角θの関係

衝撃試験結果

実際の製品(YB260)を用いて衝撃試験を行った結果、優れた衝撃吸収能力を確認できました。
実験は、写真2のようにケーブルの両端に定着ブラケットを取付けた落橋防止装置を鉛直に吊るし、下端でおもりを落下させて所定の衝撃力を加えました。緩衝材のないケーブル落橋防止装置を取付けただけでも衝撃力は半減しますが、ピン定着部に緩衝ゴムを挿入した本製品ではさらに1/3以下に減少できます。これは緩衝ゴムを支圧方式で用いる従来タイプとほぼ同程度の結果です。

写真2 衝撃試験の様子 図9 衝撃力の減少傾向

図10 衝撃力波形

部品仕様

ブラケット外形寸法とケーブルの回転可能範囲

取付要領


(注記)取付ボルトがブラケットの内部にも配置されている場合は、回転枠は後から取り付けることになります。


(注記)定着ブロックと回転枠との間にはテフロン板が挿入されますので、テフロン板を定着ブロックに仮固定しておいて下さい。


(注記)せん断キーは定着ブロックの両側に取付けます。下側のせん断キーおよび押さえ板はブラケットのハンドホールから取付けてください。

  

新技術登録

国土交通省 NETIS 登録No.KT-110088-A (技術名称:ピン定着型落橋防止装置)

耐震製品のお問い合わせ

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